こんにちは。
来年3月卒業の就職活動も始まり、新卒採用活動も本格化してきました。
今日は人材不足を解消する新しい考え方をお話しします。
まずは「採用する」ことが課題になっている

いろいろな経営者や人事担当者の方に今の経営課題を尋ねると、半数以上の方が「将来の人材不足」を挙げているくらい、深刻な人材不足問題が深まっています。
少子高齢化の中で会社経営を維持もしくは発展していく中で、避けて通ることのできないのが「人材の安定確保」は言うまでもありません。
人材不足を課題としている経営者はまず「たくさん採用する」ことを目標にして、様々な求人媒体やサービスに登録し、広く人材を集めてたくさんの求職者と面接して、少しでもよければ即採用!なんてこともしていたりしています。
より多くの求職者に応募してもらうために、求人媒体にオプション料金を払って同業他社よりも多くの写真を載せたり、検索順位や露出順位を上げてもらったり、動画制作まで依頼して、気がつくと毎月数百万円もかけている企業もあります。
今多くの企業は、あらゆる手段を使って「採用する」ことを第一に考えているのです。
1人あたりの採用コストが1,000万円を超えることも
そうやって集まった応募者数が100人になっても、採用して入社してくれた人が1名だけだった、というお話もよく耳にします。
1人あたり数百万円から場合によっては1,000万円を超える採用コストがかかっているケースもあります。
ここまで費用をかけたとしても、たった1年、場合によっては3ヶ月で辞めてしまうこともあり、次の採用予算が底をついてしまった、というお話も時々聞きます。
同じ数百万円を使うのであれば、場合によってはアルバイトを増やした方が当面の「人手不足」は解消できるでしょう。
ところが企業が抱える悩みは「人材」つまり将来の幹部候補です。
人材を採用できなければ、その企業は早ければ数年のうちに衰退していうことも十分考えられます。
釣った魚に餌をあげていない
今の企業の採用活動を分析してみると、「採用>入社後対応」という力の入れ具合であることが分かります。
つまり採用活動には一生懸命になっても、その後の対応が怠っているということ、言い換えれば「釣った魚に餌を与えていない」のです。
それではせっかく採用した優秀な人材も、すぐに見切りをつけてしまいます。
このことに気づいていない経営者が、意外と多くいたりするのです。
経営者は「採用したらあとは配属先で何とかやってくれるだろう」と思い込み、現場にすべて任せてしまいます(むしろ丸投げという表現の方が正しいでしょうか)。
ところが現場は現場で忙しく動いていますから、新しく来た社員への教育などしている暇がありません。
厳しいことを言うと、このような企業は「経営者と現場の意思疎通ができていない」のです。
「採用<入社後対応」に転換を
結論から言うと、採用活動よりも入社した後の対応をしっかりすることで、人材不足の課題はクリアされると私は考えています。
「顧客満足度を上げよう!」と声高らかに叫んでも、まずは「従業員満足」を上げない限り、顧客満足を高めることはできません。
まずは自社の従業員が、自社のことを好きにならなければ永遠に解決することは難しいでしょう。
世の中にはたくさん「採用」に関するサービスはありますが、「入社後対応」に関するサービスはまだまだ発展途上です。
弊社では「Geppo」という社員の心と体のコンディションを知ることのできるサービスを取り扱っています。
このサービスは退職や離職の芽を未然に防ぎ、良好な職場環境を整えることのできるツールです。
「せっかく採用したのに1年で辞めてしまった」
「優秀な社員が辞めてしまった」
という経験のある経営者のみなさん、ぜひ一度お問い合わせください。